Somewhere in the world

眠れない夜に書く日記

ミュンヘンへの旅⑤

 

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ミュンヘン国際空港で北京行きの便を待つ。

卒業旅行いっしょに旅行するような友達がいないからもあるけど、どうしてもひとりで行きたくて、安かったからという理由で選んだミュンヘンは結果的に女がひとりで旅行する場所として正解だった。

そして3日間の滞在でも十分楽しめるほどだった。

 

都会だけど、地下鉄に乗って少し離れたら穏やかで、カフェもたくさんあって、そこだけ時間がゆっくりと進んでいるみたいだった。

カフェでぼーっとしていて気づいたのが、ドイツ人というかヨーロッパがみんなそうなのかわからないけど人と喋るときは絶対にスマホいじらない。一人でいたとしてもいじらないで本を読んでいる人が多い。

わたしも友達といるときでさえもいじってしまう時あるけど、ドイツ人はみんな友人や家族・恋人と過ごす時間を大切にしているみたいで、ちゃんと目と目を合わせて話していた。

 

ひとりで旅行していて思ったのが、現地の言葉をしゃべってみることは大切だな。

大学で最初の2年間はドイツ語を選択していたくせに、すっかり忘れていた。それでもGuten TagやDankeなどあいさつは覚えていたので、注文する前はHallo、商品をもらったらDanke、ビールひとつ頼むときはIch hätte gern gerne eine beer、お会計頼むときはZahlen bitte 、さよならはCiaoと返していたら、ドイツ語話せるんですねと店員さんに言われたけどこれしか話せないし逆に申し訳なくなった。

観光客が多いマリエン広場周辺のお店の店員さんたちは英語が通じるけど、すこし離れると英語が通じないこともあるので、そういうときに知らないで”Do you speak English?"も無しに、英語で注文し始めるのはちょっと傲慢かもなと少し反省した。

Guten tagは意外にみんな言わないということが新しい気づき。

 

ケチって初めて男女共同のドミトリーに泊まったけど、初日は女性がいたのに次の日もう出発していて最終的にわたし以外みんな男性だった。

基本的にあいさつしかしていなかったけど、1人目に喋った人はポーランド人のバックパッカーで、1泊だけしてまた次の日に出るよと教えてもらった。けっこうおしゃべりな人で、こういうドミトリーでみんなで会話しないのなんで?!って聞いてくるほどとにかく人に話しかけたい人みたいだった。

 

2人目に喋った人はフロリダ出身のアメリカ人で、この人もミュンヘンに1泊だけしてライプツィヒの友人に会いにいくよと言っていた。チェコにも寄ると言っていて、急にわたしもまたチェコに行きたくなった。

最初に“Do you speak English?”と聞かれ、”A little bit”と答えたけど、バーの場所を教えたりいろいろ会話して最終的に”Your English is オゥケェ〜〜〜〜〜イ"と言ってくれたのでいい人なんだと思う。次の日6:30に起きて出発しなきゃと言っていたのに、わたしが寝ている間も飲みに行って起きたらもう出発していたからパワフルだなあと感心した。

 

ひとりだからドミトリーに泊まったけど次からは普通にホテルでいいかなと思った。

同じ部屋の人がみんないびきうるさくなかったのが良かったけど、わたしは早起きして行動したいタイプなので準備の音とかに気を遣ったし、男女共同だと「カァーーーーッッペッッッッ!!!!!」みたいな痰を吐く音や手洗いしたパンツを干せないのがキツかった。

でもひとりじゃないとドミトリーは絶対に泊まらないと思うので、他の旅行者と交流できたのは楽しかった。

 

もう旅行終わっちゃうな、寂しいな、と文字を打っている間も思っているけど、今回初めてひとりで旅行してなんとなく自信がついた気がする。

ひとりでごはん食べるの寂しいと思っていたけど、自分でスケジュール立てて行動するのは楽だし、乗り間違えて違う場所に着いたとしても申し訳なく思う必要ないし、行きたいところに行けるし、ひとりで旅行する人の気持ちがわかった。

たった3泊5日の旅行だったけど、ひとりでドイツの交通を乗りこなして知らない場所に行ったり、飛行機に乗ったり、この旅は社会人になっても大丈夫、となぜか自信をつけてくれるものだった。たぶんもうひとりでどこにだって行けるはず。働いても時間を言い訳にしないでひとりでどんどんいろんなところに行きたいな。